【2026年版】小さな飲食店のモバイルオーダー料金比較 完全ガイド

モバイルオーダーの料金体系はサブスク型・決済手数料型・買い切り型の3タイプ。主要9サービスの初期費用・月額・手数料を比較表と24か月総額で整理し、小さな飲食店に合う選び方を解説します。

ハンディ端末・卓上タブレット・券売機まで含めた注文方式そのものの比較はオーダーシステム4方式の比較で解説しています。本記事はお客さまのスマホで注文する「モバイルオーダー」の料金に絞ります。

モバイルオーダーの料金体系は3タイプに分かれる

結論から言えば、モバイルオーダー(QRオーダー)の料金は3タイプに整理できます。毎月払うサブスク型、売上に比例する決済手数料型、最初に一度だけ払う買い切り型です。

この構造を先に押さえるだけで、各社の比較は一気に楽になります。

① サブスク型:月額固定で払い続ける

Airレジ オーダーやスマレジ・ウェイターに代表される定額方式です。POSレジ連携やハンディ端末など、機能は充実しています。

一方で、使い続ける限り費用が発生し続けるのが特徴です。

② 決済手数料型:月額は安いが売上に比例して増える

STORESやSquareのように、月額を抑える代わりに注文経由の決済へ手数料(3%台が中心)がかかる方式です。事前決済ができる便利さの裏で、売上が増えるほど支払いも増えます。

仕組みの詳細は決済手数料ゼロの仕組みの解説をご覧ください。

③ 買い切り型:一度払えば月額0円

導入時に一度だけ支払い、その後の月額が発生しない方式です。当サイトを運営するタクメニュー(29,800円税込・買い切り)がこのタイプ。

詳しくは買い切り型モバイルオーダーの解説記事にまとめています。

それでは、主要サービスの料金を一覧表で見比べていきましょう。

主要サービスの料金比較表(2026年7〜8月確認時点)

各社の初期費用・月額・決済手数料を一覧にしました。細かい条件は表の下の注記にまとめています。

サービス名初期費用月額決済手数料決済連携
タクメニュー29,800円 買い切り※10円0円なし(既存レジ)
ひまわりオーダー30,000円 買い切り※60円0円なし
QR注文くん0円980円※70円なし
EASY ORDER0円0円(広告表示)※8
ビヨンド注文0円3,300円公表なし
Cloud Menu0円約4,800〜8,500円なし
Square(店内セルフオーダー)3,375円/9,180円※23.6%/3.3%あり
STORES モバイルオーダー9,900円〜※33.6%+10円あり
スマレジ・ウェイター12,100円POS連携
ユビレジ QRオーダー&決済15,000円(税抜)〜※4POS連携
Airレジ オーダー(店内)110,000円※517,600円POS連携
dinii(参考)初期30〜40万円クラス・要見積44,000円(税抜)クラス1.888%〜あり

※1 税込・初期設定代行込み。決済機能なしのため会計は店の既存レジ。 ※2 プラス/プレミアムの2プラン。 ※3 テイクアウトのみは月額0円プランあり。手数料は注文経由の決済にかかります。 ※4 POS本体(月額7,590円〜)が別途必要。 ※5 キッチンプリンター利用時。店外(テイクアウト)版は月額0円+注文額の3%。※6 個人開発の買い切り型。公式サイトの公表内容(2026年8月5日確認)。メニュー初期登録の代行は有料オプション。 ※7 店舗側はAndroidアプリのみ(iPhone/iPadでは利用不可・2026年8月9日確認)。テーブル数・メニュー数は無制限、1テーブルは無料で試用可。 ※8 お客様の注文画面にバナー広告が表示される無料プラン。広告を非表示にする有料プランは月額15,000円(税抜)。 「—」は該当なし、または公表情報で確認できなかった項目。diniiは要見積のため導入記事ベースの参考値。月額は断りのない限り税込表記です。

ただし、この表の金額だけでは判断できません。次は「使い続けた総額」に直して比べます。

総額は「24か月使ったらいくらか」で比べる

月額の大小だけで選ぶと失敗しやすくなります。おすすめは2年(24か月)使った場合の総額に直して比べることです。

買い切りが月額型を逆転するタイミングも計算できます。月額9,900円のSTORESとなら29,800円÷9,900円≒約3か月、月額12,100円のスマレジ・ウェイターとなら約2.5か月です。

一方、月額数千円台の低価格サービスを短期間だけ使うなら、月額型の方が総額が安く済む場合もあります。自店の月商や利用年数での総額は料金シミュレーターで試算してみてください。

総額を見るときは、広告の「安さ」の内訳にも注意が必要です。

「安い」に潜む3つの落とし穴

月額0円でも、決済手数料で回収される構造がある

「月額0円」プランの多くは、注文経由の決済に手数料がかかります。Airレジ オーダーの店外(テイクアウト)版は月額0円+注文額の3%、STORESのテイクアウトプランも決済手数料型です。

手数料3%の実額は、モバイルオーダー経由の売上が月10万円なら月3,000円、100万円なら月3万円。固定費が変動費に姿を変えているだけで、無料ではありません。

初期費用が「要見積」のサービスは総額が読めない

diniiのように初期30〜40万円クラス・要見積のサービスは、大型店には合理的です。しかし席数30以下の個人店では、投資回収の計算が立てにくいのが実情です。

本体以外の周辺費用を忘れない

ユビレジのQRオーダーはPOS本体(月額7,590円〜)が別途必要です。Airレジ オーダーもキッチンプリンター利用で初期110,000円がかかります。本体価格の外側の費用も、総額に含めて比べましょう。

落とし穴を避けたら、最後は自店の条件に当てはめて選びます。

自店に合うサービスの選び方チェックリスト

  1. 事前決済・キャッシュレス連携が必要か? 必須ならSTORES・Square・diniiなど決済連携型から選ぶことになります。手数料はその対価です。
  2. POSレジ連携が必要か? すでにスマレジやユビレジ、Airレジで売上を一元管理しているなら、同系列のオーダーサービスが自然です。
  3. 月商規模と利用年数は? 月商が小さい店ほど固定月額の重さが効きます。長く使うほど、買い切り型の総額メリットが大きくなります。
  4. 会計は今のままでよいか? 注文だけスマホにして会計は既存レジのままなら、決済機能なし型(タクメニュー、Cloud Menuなど)で十分です。小さな店での使い方は小規模店向けQRオーダー入門で解説しています。

最後に、当サイトのサービスの立ち位置も正直にお伝えします。

タクメニューの位置づけを正直に

タクメニューは29,800円(税込)買い切りのみで、月額0円・決済手数料0円です。お客さんはアプリも会員登録も不要、店側はスマホ1台で注文を受けられます。メニュー登録・QR発行・通知テストなどの初期設定は運営が代行し、支払いは動作確認後です。

向いている店は、注文の聞き取りに手が回らない小さな店。会計は既存レジのままでよく、2〜3年以上使うつもりの店です。決済を挟まないため手数料が構造上ゼロで、個人情報も取得しません。

向いていない店も明記します。事前決済やPOS連携が必須の店には不向きで、ブラウザで注文する仕組みのため電波の届かない(圏外の)店舗では使えません。また、短期利用が前提なら月額型の方が総額が安く済む場合もあります。

導入の流れや条件は契約・導入の流れにまとめています。

検索でよく見る質問に、短く答えます

モバイルオーダーの欠点は?

代表的なのは3つ。①お客様のスマホ操作に依存する(高齢のお客様が多い店では口頭注文と併用できる方式を選ぶ)②電波の悪い店内では使いにくい ③決済連携型では手数料が売上に比例してかかる。料金の欠点は「構造」を見れば導入前に避けられます。

モバイルオーダーは面倒?(お客様側の本音)

「アプリのダウンロード」「会員登録」「カード情報の入力」を求められると、お客様は面倒に感じます。逆に、QRを読むだけで注文でき、支払いは今まで通りレジで済む方式なら操作は1分もかかりません。面倒かどうかはサービスの設計次第です。

いちばん安いのはどこ?

「何年使うか」で答えが変わります。短期間なら月額0円+決済手数料型、2年以上使うなら買い切り型が総額で安くなるのが基本構造です(本文の24か月総額比較参照)。

無料のモバイルオーダーはある?

「月額無料」をうたうサービスはあります。ただしその多くは、注文に紐づく決済の手数料(3%前後)などで収益化する仕組みで、「無料」は「月額が無料」という意味です。売上が伸びるほど支払いも増えるため、完全にコストゼロで使い続けられる業務用サービスは、公表情報の範囲では確認できませんでした。なお、Googleフォーム等を使った0円の自作という方法はあります(自作の現実と費用比較の記事で手順と限界を解説)。

「無料」のサービスはなぜ無料でやっていける?

決済手数料・上位プランへの誘導・周辺サービスの販売のいずれか(または組み合わせ)で収益化しているためです。無料の理由を規約・料金ページで確認してから使い始めると、あとで「思ったより引かれている」というすれ違いを防げます。詳しくは手数料0円のカラクリの記事で構造から解説しています。

まとめ:料金は「金額」ではなく「構造」で選ぶ

サブスク型は機能と引き換えに払い続ける。決済手数料型は売上に比例して払う。買い切り型は最初に一度だけ払う——正解は店ごとに違います。

共通する判断軸は「24か月・36か月の総額」と「決済連携が本当に必要か」の2点です。まずはシミュレーターで自店の条件に当てはめて、総額を確かめてみてください。

※本記事の他社料金は2026年7月確認時点(ひまわりオーダーは2026年8月5日、QR注文くん・EASY ORDER・ビヨンド注文は2026年8月9日確認)の公表情報に基づきます。料金・プランは変更される場合があるため、最新情報は必ず各社公式サイトでご確認ください。税込・税抜の別は各社の公表表記に従っています。

この比較表の調査方法・更新履歴

調査方法:掲載する他社の料金は、各社公式サイトの公表情報のみを情報源とし、確認した日付を明記しています。比較サイト・まとめ記事の数字は使用しません。公式サイトで確認できない項目は「—」または「要問い合わせ」と表記し、推測で埋めません。当サイトはタクメニューの運営者(利害あり)のため、この方法を固定し、毎月の再確認時も同じ基準で更新します。

更新履歴:

よくある質問

モバイルオーダーの料金相場はどれくらいですか?

料金体系で大きく異なります。POS連携のあるサブスク型は月額12,100円〜17,600円程度、決済手数料型は月額0円〜9,900円程度に加えて決済額の3%台の手数料、買い切り型は一度だけの支払いです(タクメニューは29,800円税込)。月額ではなく24か月総額での比較をおすすめします。

月額0円のモバイルオーダーは本当に無料ですか?

無料ではありません。月額0円プランの多くは注文経由の決済に3%前後の手数料がかかり、固定費が売上に比例する変動費に変わっているだけです。注文経由の売上が月30万円なら、手数料だけで月1万円前後になります。

買い切り型と月額制はどちらが得ですか?

利用期間と比較相手の月額次第です。買い切り29,800円なら、月額9,900円のサービスとは約3か月、月額12,100円のサービスとは約2.5か月で総額が並びます。短期利用が前提なら、月額型の方が総額が安く済む場合もあります。

決済機能のないモバイルオーダーで会計はどうするのですか?

注文だけをスマホで受け付け、会計はこれまで通り店のレジで現金や既存のキャッシュレス端末を使います。決済を仲介しないため、決済手数料は構造上発生しません。事前決済やオンライン決済が必要な業態には向きません。

お客さんは専用アプリのダウンロードが必要ですか?

タクメニューを含む多くのQRオーダーはブラウザで動くため、アプリのインストールも会員登録も不要です。テーブルのQRコードをスマホで読み取るだけで注文できます。

個人店でもモバイルオーダーは受け入れられますか?

ホットペッパーグルメ外食総研の2025年8月発表の調査(n=7,560)では、スマホによるセルフオーダーの利用経験率は67.5%、テーブルトップオーダーの経験は77.4%です。客側の抵抗は小さくなっており、口頭注文と併用できるサービスを選べば慣れないお客さんにも対応できます。

この記事の運営者:タクメニュー

小規模飲食店向けの買い切り型QRモバイルオーダー「タクメニュー」を個人で開発・運営しています。実家が飲食店を営んでいた経験から、小さなお店の注文オペレーションと導入コストの現実を踏まえた情報発信を心がけています。運営者情報はこちら

月額0円・手数料0円のモバイルオーダー

タクメニューは買い切り29,800円(税込)だけ。初期設定は運営が代行します。

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出典・参考(2026年7月確認)

※ 各社の料金・条件は変更される場合があります。最新情報は必ず各社の公式サイトでご確認ください。